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5日の日次保存マーク価格、2026-10-15〜2026-10-19 / 最小 1,885・最大 1,977.9
1,977.9差 +64.7

価格:マーク価格・無期限先物 / 24時間前比 / / 保存値・古い値

アンソロピック(Anthropic)の無期限先物とは?価格の正体は時価総額

  1. アンソロピックは非上場ですが、2026年8月19日から無期限先物の価格が24時間つきます。
  2. 発行元の仕様では、価格1ドル=対象企業の時価総額10億ドルです。1株の株価ではありません。
  3. 画面の価格に10億を掛けた値が、この目盛りでの含意時価総額です。
節ごとの要点 (12)
  1. Claudeを開発する非上場企業で、直近のシリーズHはポストマネー評価額9,650億ドルでした。
  2. 上場していないので、公式の株価も、公開された株数もありません。
  3. 先物は対象を参照する契約なので、非上場の会社も参照できます。
  4. 第三者が市場を開設でき、価格の目盛りも開設者が定義します。
  5. io:ANTH は発行元の区分でPre-IPO型の銘柄です。この区分が目盛りを決めます。
  6. 発行元の仕様で価格1ドル=時価総額10億ドル。価格×10億ドルが含意時価総額です。
  7. 画面の価格は1株の値段ではありません(2026年8月26日訂正)。
  8. 上場銘柄と違い、突き合わせる公開の現物価格がありません。
  9. 置き場所は新規上場タブと銘柄ページの2か所です。
  10. この銘柄は全区間が実線で、終値比もありません。
  11. 作り方の違う数字は、同じ表に混ぜずに分けています。
  12. 未上場のままの場合の決済予定日は2028年8月18日です。価格が取得できない時は表示を止めます。
目次

アンソロピック(Anthropic)の株は、どの証券取引所でも買えません。それなのに2026年8月19日から、この会社を参照する無期限先物の価格が24時間動き続けています。

買えない会社の価格が、なぜ動き続けるのか。そしてこの価格は何の値段なのか。この記事はその2つを整理します。

アンソロピックとは

どんな会社か

アンソロピック(Anthropic)は、Claudeなどの生成AIを開発する企業です。会社の形態はPublic Benefit Corporationです。株主利益に加えて公益目的を定款に掲げる米国の会社形態です。

資金調達には公式発表があります。2021年5月28日発表のシリーズAは1億2400万ドルでした。

2026年5月28日発表のシリーズHは650億ドルです。ポストマネー評価額は9,650億ドルです。いずれも同社の公式発表で、2026年9月29日に閲覧して確認しました。

事業内容にはこれ以上踏み込みません。この記事は価格の話に必要な範囲だけを扱います。

Claudeを開発する非上場企業で、直近のシリーズHはポストマネー評価額9,650億ドルでした。

「非上場」が意味すること

非上場とは、株式が証券取引所で売買されていない状態です。未上場と呼ぶこともあります。取引所での売買がないので、公式の株価も存在しません。

米国の上場企業は、SEC(米証券取引委員会)へ決算などの書類を提出します。非上場のアンソロピックには、その公開提出がありません。

同社が2026年6月1日に非公開提出を発表したS-1草案も、内容は公開されていません。そのため決算の数字も発行済み株式数も、この草案からは確認できません。

上場していないので、公式の株価も、公開された株数もありません。

なぜ非上場の会社に価格がつくのか

無期限先物という器

無期限先物は、決済期限のない先物です。ただしこの銘柄には、未上場のままの場合の決済予定日(2028年8月18日)が定められています。仕組みの詳細は無期限先物とはで説明しています。

先物は、対象を参照する契約です。対象そのものを受け渡さない形にすれば、上場していない会社を参照対象にすることもできます。

先物は対象を参照する契約なので、非上場の会社も参照できます。

市場を作る側の仕組み

Hyperliquidという分散型取引所には、HIP-3という仕組みがあります。第三者が自分の先物市場を開設できるようにするものです。開設した主体をデプロイヤーといいます。

デプロイヤーは、扱う銘柄と目盛りの決め方を自分で定義します。

第三者が市場を開設でき、価格の目盛りも開設者が定義します。

io(EntropyIO)とANTH

アンソロピックの銘柄は、io という名前の市場にあります。運営主体の登録名は EntropyIO です。2026年8月25日にHyperliquidの公開APIで確認しました。

銘柄コードは io:ANTH です。初めて約定したのは2026年8月19日です。

項目実測値(2026年8月25日時点)
市場の名前io(登録名 EntropyIO)
銘柄コードio:ANTH
市場種別(発行元の区分)Pre-IPO
初めての約定2026年8月19日
市場の銘柄数4(取引中2・取扱い終了2)
取引中のもう1銘柄米国の上場企業1社(区分はUS Equity)

当サイトが保存した最新のHyperliquid公開データ(2026-10-14)の取得日時は2026年10月14日22:04:48.387 UTC(10月15日07:04:48.387 JST)で、ioは13契約(取引中11・取扱い終了2: io:SBE、io:H100)でした。

io:ANTH は発行元の区分でPre-IPO型の銘柄です。この区分が目盛りを決めます。

この価格の正体 — 目盛りは時価総額

発行元の仕様にそう書いてある

発行元EntropyIOの公式仕様には、Pre-IPO型の目盛りがこう定義されています。「Each 1$ of a pre-IPO perpetual represents $1B of market cap in the underlying company.」(2026年9月6日取得の仕様で逐語を確認)。

つまり価格1ドル=対象企業の時価総額10億ドルです。理由も書かれています。非上場企業は株数が確定しないため、1株あたりではなく時価総額を目盛りにした、という説明です。

画面の価格に10億ドルを掛けると、含意時価総額になります。

換算例として、2026年5月発表の評価額9,650億ドルは価格965ドルに当たります。これは単位の計算で、観測した価格ではありません。

発行元の仕様で価格1ドル=時価総額10億ドル。価格×10億ドルが含意時価総額です。

「1株あたり」ではない、という注意

画面の価格は、株1株の値段ではありません。この価格で株が買えるわけでもありません。

当サイトは以前この記事で「1株あたりの参考値」と説明していましたが、これは誤りでした。発行元の仕様確認により2026年8月26日に訂正しています。

画面の価格は1株の値段ではありません(2026年8月26日訂正)。

同じ「プレIPO」でも、発行元で目盛りが違う

trade[XYZ]が発行するスペースX(xyz:SPCX)の契約は、公式仕様で「1株あたりの市場含意価格」と定義されています。

銘柄発行元目盛り(公式仕様)
xyz:SPCX(スペースX)trade[XYZ]Class A普通株1株あたりの価格
io:ANTH(アンソロピック)EntropyIO時価総額(1ドル=10億ドル)

2つの契約は発行元と目盛りが異なります。目盛りを確かめずに2つの価格を比べることはできません。

公表評価額との関係

参考値、換算値、公表評価額を表で分けます。取得日時と出典も同じ行に記載します。

数字参考値・換算値取得日時出典
io:ANTHの参考値銘柄ページに表示銘柄ページに表示Hyperliquid公開API
参考値からの含意時価総額参考値×10億ドル参考値と同じ取得日時EntropyIOのPre-IPO仕様(2026-09-06取得)
シリーズHの公表評価額9,650億ドル2026-09-29AnthropicのシリーズH公式発表(2026-05-28)
公表評価額の価格単位への換算965ドル(観測した価格ではない)—(単位の計算)公表評価額÷価格1ドルあたり10億ドル。上記2資料

現物がない、ということ

資金調達率は建玉に伴う定期的な支払い

資金調達率は、無期限先物の建玉に伴う定期的な支払いです。率の符号が、買い方と売り方の間の支払いの向きを決めます。

資金調達率と、参照する価格との差は、別々の量です。

比べる現物価格が公開市場に無い

非上場の会社には、公開市場の現物価格がありません。上場銘柄を対象にした無期限先物とは、この一点が違います。

そのため io:ANTH の価格は、公開されている現物価格と突き合わせて確かめることができません。この銘柄の値動きを検証する外部の物差しは、公式発表の評価額くらいしかありません。

上場銘柄と違い、突き合わせる公開の現物価格がありません。

カブカ24での見方

どこにあるか

io:ANTH は「新規上場」タブにあります。24時間タブやランキングタブには出しません。新規上場のカードは専用タブにだけ置き、ほかのタブへ混ぜない決まりだからです。銘柄ページのアンソロピック(24時間)には、同じ参考値と日次の観測ログがあります。

置き場所は新規上場タブと銘柄ページの2か所です。

線が全部実線な理由

価格発見の表示方式では、現物市場の立会時間として設定した区間を実線、それ以外を点線で描きます。

アンソロピックには現物市場がありません。当サイトでは非上場のこの銘柄に休場区分を設けず、全区間を実線で表示しています。

同じ理由で、現物市場の引け値と比べる終値比も出しません。代わりに「非上場」と表示します。

この銘柄は全区間が実線で、終値比もありません。

出していないもの

  • 上場来高値:上場していない銘柄に「上場来」の語を付けません。
  • 時価総額タブへの算入:含意時価総額は株数×株価の時価総額と作り方が違うため、算入しません。
  • 終値比:比べる引け値が無いため出しません。

前日比は、ほかの銘柄と同じく提供元が返す前日基準値(prevDayPx)と比べて表示しています。

作り方の違う数字は、同じ表に混ぜずに分けています。

決済予定日と、価格が取得できない時の表示

発行元の仕様では、未上場のままの場合の決済予定日は2028年8月18日です。発行元は前倒しの通知を出せます(2026年9月29日取得の仕様で確認)。

この銘柄が今後も続くかどうかを、当サイトは判断しません。

価格が取得できなくなった場合、カブカ24はその銘柄の表示を止めます。推測値で埋めることはしません。

未上場のままの場合の決済予定日は2028年8月18日です。価格が取得できない時は表示を止めます。

よくある疑問

Q. この価格でアンソロピックの株を買えますか

A. いいえ。これは無期限先物の参考値であって、株式そのものではありません。当サイトは取引の窓口ではありません。

Q. なぜ時価総額タブに入っていないのですか

A. この銘柄の含意時価総額は、株数×株価で計算する他銘柄の時価総額と作り方が違うためです。作り方の違う数字を同じ表に混ぜない方針です。

Q. ニュースで見た評価額と桁が合わないのですが

A. 画面の価格は1ドル=10億ドルの目盛りです。価格に10億ドルを掛けると、評価額と同じ単位の含意時価総額になります。価格965ドルが、2026年5月発表の評価額9,650億ドルに当たります。

Q. オラクル価格という基準値は何をもとにしていますか

A. 発行元の仕様では、外部価格も時価総額の目盛りで与えられると説明されています。

Q. 上場したらどうなりますか

A. 発行元の仕様では、この契約は上場後も時価総額の目盛りのまま続くとされています。上場後の線種は、当サイトの表示方式と市場時間の設定によって決まります。

Q. チャートの「保存日足」は何の期間ですか

A. 銘柄ページのチャートの「保存日足」ボタンは、保存されている日足(最大1年)を表示します。IPOや上場来高値を意味するものではありません。

まとめ

  • アンソロピックは非上場で、公式の株価も、公開された株数もありません。
  • それでも無期限先物という器を使えば、参照対象として価格がつきます。
  • 発行元の仕様では価格1ドル=時価総額10億ドル。価格×10億ドルが含意時価総額です。
  • 価格965ドルが9,650億ドルに当たります。
  • スペースX(1株あたり)とは目盛りが違います。発行元ごとに目盛りを確かめて読みます。
  • 公式発表の評価額(9,650億ドル)と並べられますが、作り方の違う数字です。

計測の注記: 1ドル=10億ドルの目盛りを使った数字は単位の計算で、観測した価格ではありません。発行元仕様の引用は、2026年9月6日取得の仕様と逐語一致を確認しています。

訂正の記録: 本記事は2026年8月26日に「1株あたり」の旧説明を訂正しました。2026年9月29日に、取得記録を確認できない換算例の値を外しました。

出典の確認: 資金調達額・評価額・S-1草案の提出は、同社の公式発表で確認しました。発表日は2021年5月28日・2026年5月28日・2026年6月1日です。閲覧日は2026年9月29日です。

本記事は仕組みの説明です。特定の取引を勧めるものではありません。

出典: Hyperliquid公開API(当サイトの表示価格) / 公開日: / 最終更新: / 無期限先物由来の価格は参考値です。

出典: Hyperliquid公開API(当サイトの表示価格) / 公開日: / 最終更新: / 無期限先物由来の価格は参考値です。